ネットワークケーブルには私たちがよく使用しているLANケーブルの他にAUIケーブル・10BASE-2ケーブル・光ファイバーLANなどがあります。光ファイバーLANケーブルは使用環境によってコネクタの形状が違ってきます。
ネットワーク関連ケーブルの一覧は次の通りです。
ネットワーク関連ケーブル
ネットワークケーブルはLANケーブルから光ケーブルへ変化してきています。
LANケーブル
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現在では標準のケーブルとして使われています。10/100BASE-Tをサポートしており、クロスとストレート型があります。
ストレート型はどちらのコネクタも左側のピンから緑、緑、橙、青…という具合に線の色が同じのに対し、クロスケーブルは途中で違う色になっています。
AUIケーブル
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10BASE-5仕様のLANに使用されるケーブルです。10BASE-5はトランシーバーと呼ばれる機械を使って中継されます
10BASE-2仕様のLANコネクタ
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同軸ケーブルを使ってLANを構築しています。
光ファイバーLAN
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LC型コネクタは室内のLANなどで使用します。コネクタが小さいため、出っ張りなどが小さいのが特徴です。 |
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SC型コネクタは通信キャリアなどで使用。デュプレックス(双方向通信)タイプのものが多いです。 |
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ST型コネクタはバヨネット締結型コネクタで着脱が容易にできます。 |
ディスプレイ関連
ディスプレイケーブルは仕様によってさまざまなものがあります。
ディスプレイケーブルはブラウン管(CRT)時代はアナログ出力のためミニD-sub15pinが主流でした。しかしディスプレイも液晶ディスプレイ(LCD)となり、さまざまなコネクタが存在するようになりました。液晶ディスプレイ(LCD)は主にDVIという規格のコネクタを使用しております。
また、最近では「HDMI」規格も出現しており、「HDMI」規格は「DVI」規格を基に改良したもので、音声伝送機能や著作権保護機能などAV家電向けにしたものであります。また、「HDMI」は各機器を連動させ操作できる「リンク機能」もサポートしております。
ディスプレイ関連のケーブルの一覧は次の通りです。
ミニD-Sub 15pin
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現在AT互換機で標準として使われているケーブルでアナログ出力となります。ノイズ軽減のためフェライトコアがついています。
D-sub 15pin
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NEC-9821シリーズ初期・NEC-9801・Apple Machintoshシリーズで使用されています。
BNC
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各色の信号(赤・緑・青)と水平同期を別々に分離したケーブルです。
各信号が別々のケーブルとなっているため、高画質のCRTディスプレイに適しています。
ただし、モニターの自動判別が出来ないためリフレッシュレート等の設定を手動で行う必要があります。
DVI-A
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DVI規格のアナログ出力用
17ピンの端子でDVI-IやDVI-Dなどのデジタル出力用と互換性はありません。
DVI-Dシングル(23pin)
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DVI規格のデジタル専用出力用
シングルは23ピンの端子で解像度1920dpi×1200dpiまで対応しています。
DVI-I規格と互換性があります。
DVI-Dデュアル(29pin)
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DVI規格のデジタル専用出力用
デュアルは29ピンの端子で解像度2560dpi×1600dpiまで対応しています。
DVI-I規格と互換性があります。
DVI-Iシングル(29pin)
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DVI規格のデジタルとアナログ兼用出力用
シングルは23ピンの端子で解像度1920dpi×1200dpiまで対応しています。
DVI-D規格と互換性があります。
DVI-Iデュアル(29pin)
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DVI規格のデジタルとアナログ兼用出力用
デュアルは29ピンの端子で解像度2560dpi×1600dpiまで対応しています。
DVI-D規格と互換性があります。
Display Port(29pin)
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VESAによって策定されたDVIに代わる規格。ディスプレーの数珠つなぎに対応しており、マルチディスプレイが可能です。
DOS/Vパソコンなどで使われています。
Mini Display Port
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Display Portを小型化したものでApple社のMac BookやiMacで使用されています。
HDMI Aタイプ
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HDMIの標準タイプで19ピンとなっています。
HDMI Bタイプ
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HDMIのAタイプを横に広げたもので、29ピンのコネクタ。デュアルリンクにより1080pを超える解像度をサポートします。(一般向けに出回っておりませんので写真は合成です。)
HDMI Cタイプ
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HDMI-Miniと呼ばれていてデジタルビデオカメラなどに使用されています。19ピン仕様です。
HDMI Dタイプ
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HDMI-Microと呼ばれていて携帯電話(スマートホーン)やデジタルカメラなどに使用されています。19ピン仕様です。
HDMI Eタイプ
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自動車用HDMI端子で、車内の映像用配線に使用されています。19ピン仕様です。
RS-232C
RS-232Cはシリアルポートのインターフェースです。
RS-232Cはコンピュータとモデムなどの「データ回線終端装置」を繋ぐものとして設計されたたものであり、パソコン同士の直接接続やあらゆる周辺機器の接続用に広く使われました。
しかしUSBの普及などにより、現在では使用する機器が少なくなっております。
ケーブルには「ストレート」と「クロス」があり、モデムなどの外部機器を使用する場合は「ストレート」ケーブルを使用します。パソコン同士の直接接続などには自分側の「出力」を相手の「入力」にしなければいけないため「クロス」ケーブルを使用します。
RS-232C関連のケーブルの一覧は次の通りです。
D-sub 9pin
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DOS/VパソコンやNEC98-NXなどに使用されています。
D-sub 21pin
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外部機器(モデムやプロッター)などや、NEC-9821 NEC-9801シリーズで使用されています。
セントロニクスハーフ 14pin
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主にNEC-9821シリーズのノートパソコンに使用されています。
ミニDIN8pin
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Apple社MacシリーズやApple社製のプリンターに使用されています。
プリンター関連
プリンターケーブルは現在でも一部使用されています。
現在はUSB接続が主流でしたが、一昔前までは各コネクタが存在していました。現在も一部USBポートを持たないプリンターも存在します。特にコピー機などの複合機や大型プリンター(プロッター)などはUSBポートを持っていないものもあります。
プリンター関連のケーブルの一覧は次の通りです。
D-sub 25pin
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DOS/Vパソコン・NEC-98NXのプリンターインターフェースに使用されています。
セントロニクス 36pin
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各社プリンターやプリンター切替機などに使用されています。
セントロニクスハーフ 36pin
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NEC-9821シリーズのデスクトップ・ノートシリーズで使用されています。
セントロニクスハーフ 20pin
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NEC-9821シリーズのノート・EPSONの98互換ノートで使用されています。
セントロニクス 14pin
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NEC-9800・8800シリーズのデスクトップに使用されています。
ミニDIN8pin
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Apple社MacシリーズやApple社製のプリンターに使用されています。。
マウス・キーボード
マウス・キーボードのコネクタはDOS/V・PC-98・Appleで違います。
現在はUSBのものが多くなりましたが、現在でもこのコネクタを使用している製品は多く、標準で使用されています。
マウス・キーボードのケーブルの一覧は次の通りです
ミニDIN6pin
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別名PS/2ポート DOS/Vのパソコンで使用されています。
DIN5pin
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別名ATキーボードコネクタ DOS/Vのパソコンで一部使用されています。
ミニDIN9pin
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NEC-9821シリーズのキーボードで使用されています。
ミニDIN8pin
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NEC-9821シリーズのマウスで使用されています。
ミニDIN4pin
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別名ADPポート Apple社MacシリーズやApple社製のプリンターやマウスに使用されています。
IEEE1394
ディスプレイケーブルは仕様によってさまざまなものがあります。
現在はUSBやHDMIなどに代わり、IEEE1394規格を搭載した機器は徐々に少なくなってきていますが、現在も各方面で使用されています。
IEEE1394のケーブルの一覧は次の通りです
IEEE1394 6pin
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IEEE1394機器やパソコンなどで使用されています。
IEEE1394 4pin
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別名DVコネクタ ノートパソコンやデジタルビデオ機器で使用されています。
IEEE1394b
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パソコン本体やFireWire800に対応した機器で使用されています。
SCSI
SCSIはちょっと前まで周辺機器の接続で使用されていました。
各周辺機器に接続するのに使用します。現在はUSBに接続方法が変わったため、あまり使用されていません。SCSIについては前ページに詳しく記載しております。
SCSIのケーブルの一覧は次の通りです。
ピンタイプハーフ68pin
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各社ワイドSCSI・ウルトラSCSI機器で使用されています。別名ハーフピッチD-sub
ミニチュア68pin
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Adaptec社SCSI・ウルトラSCSI機器で使用されています。別名VHDCI
ピンタイプハーフ50pin
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DOS/V各社のSCSIボードや各社機器で使用されています。別名ハーフピッチD-sub
セントロニクス50pin
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DOS/V各社のSCSIボードや各社機器で使用されています。別名フルピッチ
セントロニクスハーフ50pin
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DOS/V各社のSCSIボードや各社機器で使用されています。別名アンフェノールハーフ
D-sub 25pin
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Apple社MacシリーズやZIPドライブなどに使用されています
USB
USBは現在主流の接続方法です。
現在の情報機器の接続では最も使用されている接続方法です。USBについては前ページに詳しく記載しております。情報機器の変化によりコネクタ形状も変化していくと思いますが、現在使用されている形状は次の通りです。
USB A
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パソコン本体側・USBハブのダウンストリームポートで使用されています。
USB B
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USB機器側・USBハブのアットストリームボードで使用されています。
ミニUSB B
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USBカードリーダーやデジタルカメラ・ハードディスクなどで使用されています。
マイクロUSB B
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スマートホーンや周辺機器などで使用されています。
USB3.0 A
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USB3.0のパソコン本体側・USBハブのダウンストリームポートで使用されています。
USB3.0 B
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USB3.0のUSB機器側・USBハブのアットストリームボードで使用されています。
マイクロUSB3.0 B
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小型USB3.0機器に使用されています。