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| ▲SDカードを使ってSSDにするドライブ(キワモノ?) |
モニター(ディスプレイ)はブラウン管型と液晶型があります。現在はブラウン管型のシェアは非常に少なくなっており、液晶型が主になっております。昔はほとんどのモニターがブラウン管型を占めていたため「モニター=CRT」という表現を使用していました。しかし、2007年以降、ブラウン管型のモニターのメーカーでの出荷は終了し、現在ではほとんどが液晶型となっています。そのため現在では「モニター=LCD」という表現に変わりました。
ブラウン管型はの特徴は、色の調整が容易で、特にグラフィックや写真加工等をする場合はブラウン管型が有利となっていました。
また、液晶型とは違い、安価で購入できるといった利点がありました。しかし、ブラウン管そのものに寿命があり、買い替え頻度が多くなるといった場合や、リサイクルなどの問題もあり、現在は販売はしておりません。
一方、2005年以降現在主流となってきたのが液晶モニターです。液晶型はブラウン管型と比べ寿命が長く、省スペースであるといったのが特徴です。昔の液晶ディスプレイは色調節等は液晶の技術の問題もあり、現実から遠い色具合といった製品がありましたが、現在は色調整等も現実にほぼ近くなってきております。
発売当初の液晶のモニターはバックライトに蛍光灯を使用していました。そのため、バックライトの蛍光灯の寿命がくると、蛍光灯の交換などといったことがありましたが、LEDの技術の発達により(特に青色LEDが開発されたことにより、LEDで「白」という色が出せるようになった)、現在はバックライトは蛍光灯のかわりに高発光LEDを使用しているため、現在は高寿命となっています。
現在の液晶ディスプレィのほとんどはデジタル出力のため、鮮やかな映像が見れます。
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| ▲ブラウン管型モニター(CRT) | ▲液晶型モニター(LCD) |
昔はマザーボードやグラフィックボードとの相性があり、相性が悪いとちらつきやブレ等が起きていましたが現在は改良されております。
モニターの仕様でよく使われる用語は次の通りです。
| 表記 | 説明 |
|---|---|
| 解像度 | この数値が大きいほど、画面に表示出来る量(文字やアイコンなど)が多くなります。 |
| 応答速度 | 数値が低いほど画像表示の切り替えが早くなります。特に動画やゲームには、数値が低いほうが良いです。。 |
| 輝度 | 画面の明るさを表します。単位はカンデラです。 数字が大きい程明るく表示できます。 |
| コントラスト比 | 液晶ディスプレイにおいては、明状態と暗状態の明るさの比。 この数字が大きいほど画像表示にメリハリが出ます。 |
| 視野角 | 画面の正面中央から視点を上下左右に移動したときに見える画面の範囲を角度で表したものです。 |
液晶モニターの画面のサイズは次の通りとなります。
| インチ | 対角線 | 横 | 高 |
|---|---|---|---|
| 15.0インチ | 380mm | 304mm | 228mm |
| 17.0インチ | 430m、 | 338mm | 270mm |
| 19.0インチ | 480mm | 376mm | 301mm |
| 20.1インチ | 510mm | 408mm | 306mm |
| 21.3インチ | 540mm | 432mm | 324mm |
対角線長さはブラウン管(CRT)とは異なり、純粋な表示領域の対角線を指します。
解像度一覧です。
| 表記 | 横 | 縦 | 総数 |
|---|---|---|---|
| VGA | 640pixel | 480pixel | 307,200pixel |
| SVGA | 800pixel | 600pixel | 480,000pixel |
| XGA | 1024pixel | 768pixel | 786,432pixel |
| WXGA | 1280pixel | 768pixel | 983,040pixel |
| SXGA | 1280pixel | 1024pixel | 1,310,720pixel |
| SXGA+ | 1400pixel | 1050pixel | 1,470,000pixel |
| WSXGA | 1600pixel | 1024pixel | 1,638,400pixel |
| UXGA | 1600pixel | 1200pixel | 1,920,000pixel |
| WSXGA+ | 1680pixel | 1050pixel | 1,764,000pixel |
| WUXGA | 1920pixel | 1200pixel | 2,304,000pixel |
| QXGA | 2048pixel | 1536pixel | 3,145,728pixel |
| WQXGA | 2560pixel | 1600pixel | 4,096,000pixel |
パネル方式は主に次の3種類となります。
液晶の分子が基盤に対し90°に光を透過させながら液晶分子に電圧をかけ、斜め方向に動かし光を遮断させる方式。
長所 |
古くからの手法により、製造しやすくコストが安くなる。液晶分子は垂直動作が速いので応答速度を上げやすい。 |
短所 |
液晶分子が垂直でないため、見る角度によっては色の変化が起こりやすい。 |
改善 |
視野角については、フィルタを使用してある程度されている。 |
PVA、S-PVA、MVA、P-MVA、MVA-P、ASV、CPA など
液晶の分子が基盤に対して垂直で並び、偏光板で光を遮断させ、液晶分子に電圧をかけて分子を水平方向に傾けて光を透過させる方式。
| 長所 | 光を完全に遮断することができるため、コントラストが高くなりやすい。 |
| 短所 | 特定方向以外の角度で色の変化が起こりやすい。また、構造上中間調を表示する場合の応答速度が遅くなる場合がある。 |
| 改善 | オーバードライブという回路で中間調応答速度の引き上げが行われています。 |
S-IPS、AS-IPS、SA-SFT、UA-SFT、DD-IPS、AFFS など
液晶分子が基盤に対し水平方向に並び、光を遮断させ、液晶分子に電圧をかけて回転させ、光を透過させます。
| 長所 | 視野角が広い。応答速度も色によっての変化は少ない。 |
| 短所 | 液晶分子の特性上、水平動作が遅く、そのため応答速度を上げにくい。また、電極部分が多いので開口率が狭く光量が少なくなる。 |
| 改善 | 透明な電極を使用することににより、光量を多くしています |
ディスプレィの調整機能に関しては次の通りとなります。
| sRGBモード | 国際電気標準会議(IEC)が規定した国際規格で、、色を正確に再現するための規格となります。でプリンター、スキャナ、デジタルカメラ等のsRGB対応機器とのカラーの互換が可能となります。ただし、sRGB規格は表現できる色の範囲が少なく、DTPやグラフィックデザイン等などには不向きとなります。 |
| 色温度調節 | 光源に含まれる青紫光と赤色光の強さを調整する機能です。、主に「白」の色合いを調節します。単位ははケルビン(K)で表示され、色温度を意味します。実際には人の目で色温度を調節するの難しく、モニター機能で予め設定されている5000K、6500K、9300Kなどプリセットされた色温度を選択していく形式となります。 |
| ガンマ補正 | 色の元データと実際に出力される際の信号の色データの相対関係をガンマ補正という係数で表し、その係数を調節する機能です。正しく調整できないとグレースケール(白黒無段階調節)で変な色が付いたり、カラーの微妙な中間域の色再現が正確に再現できなくなる場合があります。実際には予め決められた1.8、2.2、2.4などの補正係数を選択していきます。 ※Windowsでは通常2.2というガンマ補正係数が標準で使用されます。 |
その他の特殊機能には次のようなものがあります。
| ノイズ削減 | 電波状態が悪い場合の画質の乱れなどや画像劣化を抑えるさせる機能です。特にTVチューナ内蔵のパソコンの場合必要になります。 |
| ゴースト除去 | 画面のぼやけやチラツキを低減させる機能です。映像の二重・三重映りや、等を大幅に減らすことができます。 |
| 自動輝度調整 | 周囲の明るさを元に輝度を自動調整する機能です。周りの環境や表示している画像にあわせモニターの輝度を変化させるので、目に優しい画面表示をすることが可能です。 |
| PIP機能 | 2台のパソコンを接続している場合に、画面の切り替えではなく、親画面の中に子画面同時に表示できる機能です。親画面と子画面の入れ替え可能です。 |
| 回転機能 | 画面を90度回転させて縦表示できる機能です。縦長の文書・横長の文書を処理するときに便利です。 |
| 10(12)bitガンマ | 8bit入力(256色)されたデータを画面内部で10bit(1024色)もしくは12bit(4096色)に増幅し改めて色を割り当てる機能です。正確で滑らかな階調再現ができます。 |
| 6色独立調整 | 光の3原色と色の3原色+彩度を独立して調節できる機能です。色と色彩を別に調整できるので全体の色調を変えずに特定の色だけを調整することが可能です。 |
| 3次元Y/C分離 | モアレ状のカラーノイズを減少させる機能です。 |
最近はプリンターというと、インクジェット型が主流ですが、プリンターにはいろいろなものがあります。
ドットプリンタまたはインパクトプリンタと呼ばれ、昔はこのプリンタが主流でした。![]() |
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| ▲ドットプリンターのヘッド部分(1) | ▲ドットプリンターのヘッド部分(2) |

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| ▲ラインプリンターのヘッド部分 |
レーザプリンタと呼ばれ、トナーを使用します。![]() |
| ▲ページプリンタードラム部分 |
みなさんが使用しているおなじみのプリンタです。![]() |
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| ▲複合プリンター | ▲インクジェットプリンターヘッド部分 |
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| ▲染料と顔料の違い |
| 解像度(dpi) | プリンターの画質の高さの1つの目安です。単位は dpi ( dots per inch ) で表し、1インチあたりのドット数となります。(1インチを何個の点の集まりとして表現するか)この値が高いほどより写真に近い美しい表現が可能となります。 |
ピコリットル |
吹き付けるインクの一滴の大きさを表します。この値が小さいほど画質がよくなります。反対にこの値が大きいと、印刷の出来上がりが、粒々感が出ます。 |
印刷速度 |
カタログ上では写真印刷したときのの印刷速度を表記してるのが多いです。 |
| DVD/CDプリント | DVD または CD のレーベル面の印刷が出来ます |
フチなしプリント |
余白が出ないように印刷できます。 |
| 自動両面 | 自動両面に対応していると、はがき等でで一度に表と裏に印刷でき便利です。安価なプリンターだと対応していない場合があります。 |
インクカートリッジ |
独立インクタンクは各色がなくなった場合でもその色だけ交換できます。一体型だと例えば黒がなくなったら全部の色も含めて交換しなければなりません。 |
| インク色数 | カラーは色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の他に黒の4色のインクを使用します。それに対し、中間の色を色あざやかに表現するために、ライトマゼンタ・ライトシアンの色を追加し、6色インクが出てきています。 |
| 対応OS | 普通 Windows 、 Mac 両者とも対応しています。 |
| 接続方式(インターフェース) | 多くはUSB2.0接続もしくはシリアル接続となります。ただし、一部LAN接続に対応してるのもあります。 |
| カメラダイレクト(PictBridge対応) | デジタルカメラをもしくは記憶媒体(SDカード等)を直接プリンターにつないで印刷できます。PictBridge(ピクトブリッジ)対応ともよばれます。 |
インクコスト |
メーカーが計算した、1枚あたりの印刷にかかる費用の目安です。画質が高いプリンターほどコストがかかります。 |
プロッターとは設計図面の作成などに用いられる機械です。 ![]() |
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| ▲XYプロッター | ▲カッティングプロッター |
これは特殊なプリンタで、バーコードや値段などラベルシール形式のものを印刷するものです。
スキャナーとは、対象物をスキャニングと呼ばれる動作を行って、情報をデジタル機器読み取る機械装置を言いいます。
よく私たちが使用している「スキャナー」です。現在はプリンターの複合の機能の一部となりましたが、今でもスキャナー単体の機能のものがあります。
原稿をプリンターのようにして原稿をセットし、読み込ませる装置です。この方式はフラットベットスキャナーの方式とは違い、センサーは固定しており原稿が動いて読み込むことになります。この装置は資料など複数枚のものを読み込ませる時に使用します。
写真のフィルムネガなどを読み込ませる装置です。このスキャナはは2,400dpi以上の高解像度のものが多く、上位機種だと大判のネガフィルムまで読み込むことが出来ます。
バーコードを読み込むスキャナです。流通業界(特に小売業)などで使用されています。バーコードスキャナにはレーザー方式と赤外線方式があります。
上記ではモニターやプリンター・スキャナーを簡単に説明してきました。
見てのとおり「キーボード」です。コンピュータへ文字信号などを送信するものですが、キーボードの種類には実はいろいろとあります。![]() |
| ▲QWERTY配列(JIS配列) |
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| ▲Dvorak配列 |
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| ▲親指シフト配列 |


周辺機器の接続は昔はSCSI接続が主流でした。しかし、USBが普及し、今ではUSB接続が当たり前のようになっています。![]() |
| ▲SCSI接続イメージ |
| 規格群 | 周波数 | 速度(MB/s) | バス幅 | 最大バス長 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| シングルエンデット | 低電圧差動型 | ハイボルテージディファレンシャル | ||||
| SCSI-1 | 5MHz | 5 | 8bit | 6m | 25m | |
| SCSI-2 | 10MHz | 10 | 8bit | 3m | 25m | |
| SCSI-2 | 10MHz | 20 | 16bit | 3m | 25m | |
| SCSI-2 | 10MHz | 40 | 32bit | 3m | 25m | |
| Ultra SCSI | 20MHz | 20 | 8bit | 1.5m | 25m | |
| Ultra SCSI | 20MHz | 40 | 16bit | 1.5m | 25m | |
| Ultra SCSI | 40MHz | 40 | 8bit | 12m | ||
| Ultra SCSI | 40MHz | 80 | 16bit | 12m | ||
| Ultra SCSI | 40MHz DDR | 160 | 16bit | 12m | ||
| Ultra SCSI | 80MHz DDR | 320 | 16bit | 12m | ||
| Ultra SCSI | 160MHz DDR | 640 | 16bit | 12m | ||
| USB各世代 | ||||
| 規格名 | 仕様発行日 | 最大データ転送速度 | 最大伝送距離 | 給電能力(5V) |
| USB 1.0 | 1996年1月 | 12Mbit/s | -- | |
| USB 1.1 | 1998年9月 | 12Mbit/s | -- | |
| USB 2.0 | 2000年4月 | 480Mbit/s | 5m | 500mA |
| USB 3.0 | 2008年11月 | 5Gbit/s | 3m | 900mA |
| USB 3.1 | 2013年8月 | 10Gbit/s | 1000mA | |
| 転送速度 | ||
| モード | 転送 速度 |
説明 |
| Low Speed(LSモード) | 1.5Mbps | キーボードやマウスなど、高速な通信が必要ない周辺機器 |
| Full Speed(FSモード) | 12Mbps | イメージスキャナーやプリンターなど、通信速度が要求される周辺機器用(USB 1.1最大速度) |
| High Speed(HSモード) | 480Mbps | 大容量ストレージなど(USB 2.0で新設) |
| SuperSpeed(SSモード) | 5Gbps | SSD 等の高速デバイスを(USB 3.0で新設) |
| SuperSpeed(SSモード) | 10Gbps | 600MB/s以上のSSD等高速デバイス(USB 3.1で新設) |
| USB給電標準規格 | |||
| 規格 | 電流 | 電圧 | 電力 |
| USB 1.0 | 150mA | 5V | 0.75W |
| USB 2.0 | 500mA | 5V | 2.5W |
| USB 3.0 | 900mA | 5V | 4.5W |
| USB Battery Charging | 0.5 - 1.5A | 5V | 2.5 - 7.5W |
| USB Power Delivery | 2A | 5V | 10W |
| 3A | 12V | 36W | |
| 3A | 20V | 60W | |
| 5A | 20V | 100W | |