実際に映像をパソコンに取り込んで編集したいときに、どういうスペックのパソコンを購入すればいいか、またはどういう外部機器を追加すればいいか分からない人は多いと思います。それらをわかりやすくアドバイスしていきましょう。
1.外部からの映像を取り込むときに必要なもの
最近はUSBが発達し、ムービー等にもUSBやIEEEのコネクタが標準となってきました。そのため、直接パソコンに接続して、取り込み・編集が可能となりましたが、実は動画の編集というのはすごくパソコンの処理能力が問われます。それを快適に編集出来るようにするためには、ある程度の外部機器が必要となります。
ビデオキャプチャーカード
ビデオの取り込みや編集等でかかせないのがビデオキャプチャーカードです。ビデオキャプチャーカードじは、最近はTVチューナー付きのものが多く、、「TVキャプチャー」とか「TVチューナーカード」とも言われます。また、USB接続による「外付TVキャプチャ」もあります。
キャプチャーカードには「ハードウェアエンコーダー」型と「ソフトエンコーダー」型、「アナログ→DVコンバーター」型の3種類に分けられます。
1.ハードウェアエンコーダー型
カード上に搭載されたチップによって、キャプチャーした映像を直接MPEG形式に圧縮し、パソコンに保存します。リアルタイムで圧縮を行いますので、エンコードに要する時間は映像の実時間に等しく、CPUへの負荷も小さくて済みます。
ただし、MPEG-2ファイル形式は高精度の編集を手軽にするのが難しく、またエンコーダチップの分、カードの価格は高めとなります。手軽に高画質でキャプチャしたいユーザーやDVDへの出力を希望するユーザーにお勧めです。
2.ソフトウェアエンコーダー型
カード上にはアナログ映像のデジタル化を行うチップのみを搭載しており、MPEG-2や各種コーデックによる圧縮処理はパソコン内部のCPUと圧縮円コードソフトによって行います。
通常は購入時、MPEG-2で映像をリアルタイム録画できるソフトが付属していますが、画質面はハードウェアエンコーダ型よりも劣ります。
ただし、AVIキャプチャ等フレーム単位で圧縮する動画コーデックを用いると、高画質でしかも編集の容易なAVIファイルが作成できます。これを中間ファイルとして、MPEG-2やDivXに再圧縮すれば画質は保てます。
反面、AVI形式はサイズが巨大となり、HDDの容量の確保やキャプチャ時にコマ落ちしないようにパソコン側の設定等も重要になってきます。
3.アナログ→DVコンバーター型
アナログ→DVコンバータは、アナログ映像をDV形式のデータに変換して、IEEE1394ポート経由でPCに取り込むものです。DV規格に対応した各種ビデオ編集ソフトで映像を扱うことが出来ます。また、IEEE1394ポートさえ装備すれば、PCの種類を選ばず容易に編集が出来ます。
以下の図はキャプチャーの流れを示したものです。製品選びの参考にしてください。
ハードディスク
ハードディスクはあるよ思う人が多いと思いますが、ここでは映像取り込み専用のハードディスクを用意したほうは良いということです。
映像を取り込んでいる間はたえずハードディスクがデータを書き込んでいる状態です。そのため、何かあったとき本体のハードディスクがクラッシュする危険性が多くなします。それを回避するため、別のハードディスクを用意しておいたほうがいいと思います。(何かあったとき、重要なデータやシステムが安全である可能性が高くなります。)
DVD-Rドライブ
取り込んで編集した映像を保存するためです。CD-Rでも良いのですが、画像データというのはとても容量が大きく、CD-Rだと収まらない場合があるためです。(CD-Rは容量で700mb DVD-Rは4.7Gb)
DVD-Rはもちろん映像を直接書き込むことも出来ますが、CD-Rと同様にファイルとして保存も可能ですのでお勧めします。
ビデオカード
ビデオーキャプチャーカードとは違い、モニター側(出力側)につけるカードです。無くても問題ありませんが、大画面で見たいときにビデオカードの容量が少なければコマ落ちして見えますので、(データ上は問題ないのですが、出力時に画面を出すスピードがビデオRAMと呼ばれるメモリーが小さいと追いつかずコマ落ちしてしまう)余裕があったら購入したほうがいいでしょう。
2.実際の取り込みについて
ビデオ編集に関しては市販のソフトやデジタルムービー等についているソフトを使用していきます。ここではソフトの操作方法等には触れませんが、注意していただきたいのは動画編集時の際、他のアプリケーションを動かさないということです。
動画の編集は上にも記してある通り非常にパソコンに負担がかかります。また、ピットレートという画像の秒単位のコマ数にも関係してきますので、編集中や取り込み中にはなるべく動画編集以外のアプリケーションは使わないようにしてください。
また、動画編集はかなりの時間を費やします。時間にあせって行うと、失敗してまた最初からやり直しという事が特にありますので要注意です。
ビデオ編集したファイルに関しては、何のアプリケーションで動かすか、誰が使うのかを考慮に入れて各フォーマットへ変換をかけてください。