パソコンやコンピュータの周辺機器はいろいろなものがあります。パソコンの本体に付随する入出力装置が周辺機器となります。分かる方も多いと思いますが、少し説明しましょう。
1.モニター

モニターはブラウン管形と液晶型があります。
ブラウン管型はの特徴は、色の調整が容易で、特にグラフィックや写真加工等をする場合はブラウン管型が有利となります。
また、液晶型とは違い、安価で購入できるといった利点があります。
一方、普通のTVと同じでブラウン管の寿命があり、買い替え頻度が多くなるといった場合があります。

液晶型は寿命が長く、最近は色調整等も現実に近くなってきました。
また省スペースですので、扱いが楽です。またブラウン管型はアナログ出力に対して、液晶型はデジタル出力のため、鮮やかな映像が見れます。
ただし、ブラウン管型とは違い、高価です。(最近は外資系の格安のもでてきましたが・・)
ちょっと難なのは、マザーボードやグラフィックボードとの相性があり、相性が悪いとちらつきやブレ等が起こるということです。
購入する前に、一度情報収集して相性が合うか確かめてから購入するのがよいでしょう。
カタログや通販等のスペックの読み方は次の通りとなります。
| 表記 | 説明 |
|---|---|
| 解像度 | この数値が大きいほど、画面に表示出来る量(文字やアイコンなど)が多くなります。 |
| 応答速度 | 数値が低いほど画像表示の切り替えが早くなります。特に動画やゲームには、数値が低いほうが良いです。。 |
| 輝度 | 画面の明るさを表します。単位はカンデラです。 数字が大きい程明るく表示できます。 |
| コントラスト比 | 液晶ディスプレイにおいては、明状態と暗状態の明るさの比。 この数字が大きいほど画像表示にメリハリが出ます。 |
| 視野角 | 画面の正面中央から視点を上下左右に移動したときに見える画面の範囲を角度で表したものです。 |
液晶モニターについての仕様です。
画面のサイズは次の通りとなります。
| インチ | 対角線 | 横 | 高 |
|---|---|---|---|
| 15.0インチ | 380mm | 304mm | 228mm |
| 17.0インチ | 430m、 | 338mm | 270mm |
| 19.0インチ | 480mm | 376mm | 301mm |
| 20.1インチ | 510mm | 408mm | 306mm |
| 21.3インチ | 540mm | 432mm | 324mm |
対角線長さはブラウン管(CRT)とは異なり、純粋な表示領域の対角線を指します。
解像度一覧です。
| 表記 | 横 | 縦 | 総数 |
|---|---|---|---|
| VGA | 640pixel | 480pixel | 307,200pixel |
| SVGA | 800pixel | 600pixel | 480,000pixel |
| XGA | 1024pixel | 768pixel | 786,432pixel |
| WXGA | 1280pixel | 768pixel | 983,040pixel |
| SXGA | 1280pixel | 1024pixel | 1,310,720pixel |
| SXGA+ | 1400pixel | 1050pixel | 1,470,000pixel |
| WSXGA | 1600pixel | 1024pixel | 1,638,400pixel |
| UXGA | 1600pixel | 1200pixel | 1,920,000pixel |
| WSXGA+ | 1680pixel | 1050pixel | 1,764,000pixel |
| WUXGA | 1920pixel | 1200pixel | 2,304,000pixel |
| QXGA | 2048pixel | 1536pixel | 3,145,728pixel |
| WQXGA | 2560pixel | 1600pixel | 4,096,000pixel |
パネル方式は主に次の3種類となります。
1.TN(TwistedNematic)式
液晶の分子が基盤に対し90°に光を透過させながら液晶分子に電圧をかけ、斜め方向に動かし光を遮断させる方式。
長所
古くからの手法により、製造しやすくコストが安くなる。液晶分子は垂直動作が速いので応答速度を上げやすい。
短所
液晶分子が垂直でないため、見る角度によっては色の変化が起こりやすい。
改善
視野角については、フィルタを使用してある程度されている。
2.VA(VerticallyAligned)式
PVA、S-PVA、MVA、P-MVA、MVA-P、ASV、CPA など
液晶の分子が基盤に対して垂直で並び、偏光板で光を遮断させ、液晶分子に電圧をかけて分子を水平方向に傾けて光を透過させる方式。
長所
光を完全に遮断することができるため、コントラストが高くなりやすい。
短所
特定方向以外の角度で色の変化が起こりやすい。また、構造上中間調を表示する場合の応答速度が遅くなる場合がある。
改善
オーバードライブという回路で中間調応答速度の引き上げが行われています。
3.IPS(InPlaneSwitching)式
S-IPS、AS-IPS、SA-SFT、UA-SFT、DD-IPS、AFFS など
液晶分子が基盤に対し水平方向に並び、光を遮断させ、液晶分子に電圧をかけて回転させ、光を透過させます。
長所
視野角が広い。応答速度も色によっての変化は少ない。
短所
液晶分子の特性上、水平動作が遅く、そのため応答速度を上げにくい。また、電極部分が多いので開口率が狭く光量が少なくなる。
改善
透明な電極を使用することににより、光量を多くしています
ディスプレィの調整機能に関しては次の通りとなります。
sRGBモード
国際電気標準会議(IEC)が規定した国際規格で、、色を正確に再現するための規格となります。でプリンター、スキャナ、デジタルカメラ等のsRGB対応機器とのカラーの互換が可能となります。ただし、sRGB規格は表現できる色の範囲が少なく、DTPやグラフィックデザイン等などには不向きとなります。
色温度調節
光源に含まれる青紫光と赤色光の強さを調整する機能です。、主に「白」の色合いを調節します。単位ははケルビン(K)で表示され、色温度を意味します。実際には人の目で色温度を調節するの難しく、モニター機能で予め設定されている5000K、6500K、9300Kなどプリセットされた色温度を選択していく形式となります。
ガンマ補正
色の元データと実際に出力される際の信号の色データの相対関係をガンマ補正という係数で表し、その係数を調節する機能です。正しく調整できないとグレースケール(白黒無段階調節)で変な色が付いたり、カラーの微妙な中間域の色再現が正確に再現できなくなる場合があります。実際には予め決められた1.8、2.2、2.4などの補正係数を選択していきます。
※Windowsでは通常2.2というガンマ補正係数が標準で使用されます。
その他の特殊機能には次のようなものがあります。
ノイズ削減
電波状態が悪い場合の画質の乱れなどや画像劣化を抑えるさせる機能です。特にTVチューナ内蔵のパソコンの場合必要になります。
ゴースト除去
画面のぼやけやチラツキを低減させる機能です。映像の二重・三重映りや、等を大幅に減らすことができます。
自動輝度調整
周囲の明るさを元に輝度を自動調整する機能です。周りの環境や表示している画像にあわせモニターの輝度を変化させるので、目に優しい画面表示をすることが可能です。
PIP機能
2台のパソコンを接続している場合に、画面の切り替えではなく、親画面の中に子画面同時に表示できる機能です。親画面と子画面の入れ替え可能です。
回転機能
画面を90度回転させて縦表示できる機能です。縦長の文書・横長の文書を処理するときに便利です。
10(12)bitガンマ
8bit入力(256色)されたデータを画面内部で10bit(1024色)もしくは12bit(4096色)に増幅し改めて色を割り当てる機能です。正確で滑らかな階調再現ができます。
6色独立調整
光の3原色と色の3原色+彩度を独立して調節できる機能です。色と色彩を別に調整できるので全体の色調を変えずに特定の色だけを調整することが可能です。
3次元Y/C分離
モアレ状のカラーノイズを減少させる機能です。
2.プリンター
最近はプリンターというと、インクジェット型が主流ですが、プリンターにはいろいろなものがあります。

1.シリアルプリンタ
ドットプリンタまたはインパクトプリンタと呼ばれ、昔はこのプリンタが主流でした。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、主に流通業界の伝票発行(複写式)やプログラム開発等に使われております。
インクはリボン形式を使用しており、エンドレス状態なので、使えば使うほど印字がだんだん薄くなってきます。
また印字ヘッドは文字どおり「インパクト」すなわち衝撃を与えて印字しているので、伝票等複写形式のものの印字に優れております。
最近はカラーリボンも登場し、赤や青の印刷も出来るようになりました。

2.ラインプリンタ
その名の通り、1行ずつ印刷するプリンタです。これもインパクト方式を採用しているので、伝票発行等によく使われます。
あまり皆さんは見かけたことはないと思いますが、よく企業のコンピュータルームに設置してあり、各種帳票等を出力するときに、連続用紙で出力します。

3.ページプリンタ
最近はレーザプリンタと呼ばれ、トナーや広域リボンを使用して、1枚の紙を印刷します。
このページプリンタは最近は技術が発達して、例えば、コピー機・ファックスの複合機や、LAN上で本体につないでいなくても、各パソコンから印刷できるネットワークプリンタ等もあります。
トナーも各メーカー種類がいろいろあり、新品だとけっこう値段が高くなりますが、最近はカートリッジはそのままで中身だけを詰めなおしてくれる「リサイクルトナー」が多くなってきました。
環境にもやさしいし、コストパフォーマンスに優れているので、ぜひお勧めします。

4.大判プロッタ
これはインクジェットプリンタを大きくしたものです。
普通のインクジェットプリンタは紙でA3判までしか出ませんがこのプリンタはA0まで出力可能です。
また、普通のプリンタと同様、写真も高鮮明で、主に看板等の作成や印刷等に使われます。
最近では紙だけでなく大きな布やシートにも印刷できるようになりました。

5.インクジェット
みなさんおなじみのプリンタです。
インクには染料系と顔料系があります。染料系は色の配合がしやすく普及していますが、最近は顔料系が多くなってきました。
染料系は月日が立つと色があせるのに対し、顔料系は年数が経っても色があまりあせりません。また、インクも4色1体カラー+黒インクから6色1体カラー+黒インク、そして独立4色・独立6色インクへと変化してきました。
使用するにあたりインクのコストを考えるなら、やはりカラーの一体型インクよりも、独立インクの方お勧めです。

6.ラベルプリンタ
これは特殊なプリンタで、バーコードや値段などラベルシール形式のものを印刷するものです。
業務店向けなので、値段は高価ですが、ラベルの幅や高さ、ラベルとラベルの間を指定するだけで、その連続したラベルをずれることなく印刷してくれます。
また、最近はバーコード+値段+産地情報+生産者など、1つのラベルにいろんな情報を入れることが出来、中には今話題のQRコードも印刷できるものもあります。
カタログや通販等のスペックの読み方は次の通りとなります。
解像度(dpi)
プリンターの画質の高さの1つの目安です。単位は dpi ( dots per inch ) で表し、1インチあたりのドット数となります。(1インチを何個の点の集まりとして表現するか)この値が高いほどより写真に近い美しい表現が可能となります。
ピコリットル
吹き付けるインクの一滴の大きさを表します。この値が小さいほど画質がよくなります。反対にこの値が大きいと、印刷の出来上がりが、粒々感が出ます。
印刷速度
カタログ上では写真印刷したときのの印刷速度を表記してるのが多いです。
用紙サイズ
印刷できる用紙サイズです。通常はA4までですが、A4サイズ以上の用紙にプリントしたいときは、A3ノビ対応の機種を選ぶ必要があります。
DVD/CDプリント
DVD または CD のレーベル面の印刷が出来ます
フチなしプリント
余白が出ないように印刷できます。
自動両面
自動両面に対応していると、はがき等でで一度に表と裏に印刷でき便利です。安価なプリンターだと対応していない場合があります。
インクカートリッジ
独立インクタンクは各色がなくなった場合でもその色だけ交換できます。一体型だと例えば黒がなくなったら全部の色も含めて交換しなければなりません。
インク色数
カラーは色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の他に黒の4色のインクを使用します。それに対し、中間の色を色あざやかに表現するために、ライトマゼンタ・ライトシアンの色を追加し、6色インクが出てきています。
対応OS
普通 Windows 、 Mac 両者とも対応しています。
接続方式(インターフェース)
多くはUSB2.0接続もしくはシリアル接続となります。ただし、一部LAN接続に対応してるのもあります。
カメラダイレクト(PictBridge対応)
デジタルカメラをもしくは記憶媒体(SDカード等)を直接プリンターにつないで印刷できます。PictBridge(ピクトブリッジ)対応ともよばれます。
インクコスト
メーカーが計算した、1枚あたりの印刷にかかる費用の目安です。画質が高いプリンターほどコストがかかります。
3.スキャナ

印刷物をパソコンに取り込む機械です。
つい最近まではSCSI接続が主流でしたが、USBの発達により、今はほとんどUSB接続になりました。また、最近はスキャナー+プリンタ+FAXの複合機も出回っております。

これもスキャナーの一種ですが、フィルムネガを取り込む「フィルムスキャナ」です。
印刷関係等でよく使われております。一眼レフ等でとった写真のネガをパソコンで取り込むときに使用します。
4.UPS(無停電装置)

これは大型のバッテリー(予備電池)で、停電が起こったときにある一定の時間、内蔵のバッテリーで電源を供給してくれるものです。
パソコンの一番恐いことは、停電が起きたときに、データを書きこんでいたり読み込んでしている途中に電源が切れると、ディスクが駄目になってしますケースがよくあります。
それを回避するためにUPSがある場合、バッテリーの駆動時間で処理を中断させ、安全にコンピュータを終了させることが出来ます
5.タブレット

これは、パソコンにペン感覚でイラストや文字を書くのに使います。主にグラフィック関連に使うものです。
絵を書くときにマウスを使うとなかなか書けませんが、これだとペン感覚で書けますので、思いのままの作品ができるはずです。
(ただし、絵の下手な人は同じですが・・・私も下手ですのでこれを使っても一緒でした・・・)
6.RAID

RAIDとは、ハードディスクをミラーリング(2つハードディスクがあり、どちらも同じデータの状態)するものです。
これは大きなサーバーや大事なデータが入っているときに、突然ハードディスクがクラッシュした場合、もう一つのハードディクスで直前の状態まで復旧できます。
常に2つのハードディスクが同じ状態になるため、見かけ上は1つのドライブにしか見えませんが、何かあったときは、このRAIDの有りがたさがよくわかります。
7.SCSI機器類について
SCSI接続は、今はUSBが主流となった今はあまり使われておりませんが、USB接続がなかった時代は周辺機器の接続方法として主に使われてきました。
SCSI接続は本体と周辺機器でIDと呼ばれる番号を設定し、そのID番号で周辺機器と本体の情報のやりとりを行うものであります
使用方法として、SCSI機器類は本体の電源を入れた時に各機器の接続状況とID番号を確認します。よって、SCSI機器の電源を入れてから本体の電源を入れなければ各機器は認識しません。USB機器のようにコネクタを挿すと自動認識はしませんのでご注意ください。
また、SCSI機器インターネフェイスを使って機器を接続した場合は、パソコンを休止状態にできません。パソコン購入時は、ある一定時間使用しないと休止状態になるように設定されているので、必ず、休止状態にしないように設定の変更をしてください。
種類としては、「SCSI」「SCSI-2」「Ultra SCSI」「Ultra Wide SCSI」がありそれぞれに対応したボード・ケーブル・SCSI機器があります。自分のパソコンに接続可能なものはどれなのか確認してから導入してください。
SCSI機器は、動作の安定性は良く、またOSを選ばないという点では優れています。USB 未対応の WindowsのOSはSCSI機器で周辺機器をつなぐことになります。
接続の方法としては、直列に接続(デイジーチェーン接続)して、最高7台まで機器をつなぐことができます。また、接続の最終機器には「ターミネーター」と呼ばれるコネクタ装置をつけます。これをつけないと各機器は自分のID番号が誤認識して各トラブルの発生のもとになります。
ただし機器によっては、「終端抵抗」と呼ばれるターミネーター機能を内蔵のものもありその場合はターミネーターのコネクタ接続は不要になります。また、接続するケーブルの総延長の長さもあり、3m以上になると誤動作が起きる可能性があります。
特に、SCSI-2基準の接続はケーブルの総延長が3m以内でなければなりません。
各機器類は、一つ一つにID番号をセットし、その番号で機器を認識します。これを「SCSI ID」といいます。このID は一般的に「0~6」を使い、通常ID番号0(ゼロ)は、SCSI接続のハードディスクで使用します。
また、ID番号7は、SCSI接続のインターフェイスカードが使用します。このID番号は重複すると誤動作やパソコンがハングアップしますので、必ず重複しないようにしてください。
各ケーブルに関しては、いろんな種類があり、正しいものを選ばないとトラブル原因になります。プラグ部分の形状やケーブルの長さ、対応しているSCSIインターフェイス規格の等いくつもの種類があるので、必ず、使用するSCSIインターフェイスに対応したケーブルを使用してください。