LANのつなぎ方はコツが分かれば簡単に出来ます

LANのつなぎ方は最初は難しいように思いますが、設定方法やコツさえわかれば案外簡単にできます。

パソコンを2台・3台と増えると、共用するデバイスや環境が必要になるため、LANの構築が必要になってきます。しかしLANの接続の仕方がよく分からないという人のために、ここで勉強しましょう。

LANケーブルの接続の方法

 LANケーブルにはストレートケーブルとクロスケーブルとあります。また、無線を使った無線LANというのもあります。

クロスケーブル接続

 2台のパソコン同士で接続する場合はクロスケーブルを使用します。

HUB接続 

 2台(以上)のパソコンをHUB(ハブ)というものを使って接続する場合は両方ともストレートケーブルを接続します


HUB間接続

 HUBとHUBをつなぐ場合はストレートケーブルで接続します。

HUB間接続2

 ただし、HUBは増やすことができますが、損失を防ぐために4台目と5台目の間はクロスケーブルを使って下さい。その場合両方のHUBはスイッチングHUBを使用します。


モデム接続

 ADSLなどモデムとの接続にはストレートケーブルを使います。


複数接続

 複数のパソコンで1台のADSLモデムを共用したい場合はHUBとモデムの間にルータという装置を入れます。

 ルーターは各パソコンとモデムの中継役で、IPアドレスを使ってどのパソコンと通信しているか識別します。ルーターを入れることによって、同時にインターネット・WAN等を使用しても大丈夫です。


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ネットワークの設定のしかた

 接続が終わったら、次はコンピュータを識別するために、TCP/IPアドレス(通称IPアドレス)を各機器に設定します。IPアドレスは自分のパソコンのネットワーク上の認識暗号です。

 まずはネットワークの接続を選び、プロバティを選択します。


 「TCP/IP」とは、世界中で多く用いられているネットワーク接続のルールで、インターネット等広く使われています。

 また、WindowsとMac間など異なったOSマシン同士でも情報のやり取りが出来ます。IPアドレスはメーカー固有の通信の方式でないため、誰でもコンピュータに組み込むことが出来、番号もある程度の範囲内なら設定可能となっております。


 アドレスの設定の仕方は次の通りです。


コントロールパネル

 1.コントロールパネルからネットワークとダイヤルアップの設定を選びます。

ネットワーク接続

 2.ローカルネットワークを選び、右クリックでプロバティを選択します。


ローカルプロバティ

 3.インタネットプロトコルでTCP/IPを選択し、プロバティを選択します。


ネットワーク設定

 4.次のIPアドレスを使うを選択しアドレスを入力します。

IPアドレス設定

 IPアドレスは192.168.A.B を使います


 IPアドレスの最初の2つ 192.168は個人LANで割り当てられている番号でこの数字を使用します。

 

 Aの数字はコンピュータをグループごとに分けるときに数字を変えていきます。

 

 Bの数字は各コンピュータごとに変えていきます。

 

 例えば、第一パソコンと第二パソコンがあったとします。
 第一パソコンのIPアドレスは 192.168.0.1
 第二パソコンのIPアドレスは 192.168.0.2  としていきます。
 サブネットマスクの数値は255.255.0.0としておきます。


 各パソコンにIPアドレスを入力したら、別に接続されているパソコンのコマンドプロンプトを開いて
ping 相手のIPアドレス (例、ping 192.168.0.2)と入力します。

 もしパソコンとルーターの接続の場合は自分のパソコンのコマンドプロンプトを開いてPingでルーターのIPアドレスを入力してもかまいません。


 例


Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195] (C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp.

C:\Documents and Settings>ping 192.168.0.2

Pinging 192.168.0.2 with 32 bytes of data:

Reply from 192.168.0.2: bytes=32 time<10ms TTL=128
Reply from 192.168.0.2: bytes=32 time<10ms TTL=128
Reply from 192.168.0.2: bytes=32 time<10ms TTL=128
Reply from 192.168.0.2: bytes=32 time<10ms TTL=128

Ping statistics for 192.168.0.2:
    Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),

Approximate round trip times in milli-seconds:
     Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms

C:\Documents and Settings\>


 このように数字が出てくればOKです。


C:\Documents and Settings>ping 192.168.0.2

Pinging 192.168.0.2 with 32 bytes of data:

Request timed out.
Request timed out.
Request timed out.
Request timed out.

Ping statistics for 192.168.0.2:
   Packets: Sent = 4, Received = 0, Lost = 4 (100% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms

C:\Documents and Settings>


 となればIPアドレスが間違っているか、つながってませんので、もう一度設定等確認しましょう。

  この方法はパソコンだけでなく、IPアドレスがあるすべての機器の接続の調査に使えます。


 TCP/IPでアドレスを入力して接続したら、次にコンピュータの中に相手が接続出来るようにします。


 ネットワークのプロバティでIPX/SPXプロトコルをインストールします。

IPX設定

 この時に「Microsoftネットワーク ファイルとプリンタの共有」も入っていることを確認してください。(同じ画面上にあります。)

 インストールが終わったら、コントロールパネルからシステムを選択します。


コントロールパネル2
ネットワークID

 ネットワークIDのプロバティを選択します。


 プロバティ

 コンピュータ名はわかりやすいコンピュータ名を入力します。ただしセキュリティの関係上、英数字組合せで8桁以上にしてください。(他とダブってはいけません)


 ワークグループはパソコンをグループごとに分けるときに使用します。通常は「Workgroup」ですが、グループを分ける場合はそのグループ名を設定して、各グループ内は同じ名前を入れてください。

  マイネットワークから相手のパソコンが現れたらOKです。

 ファイルを共有かけて、相手のコンピュータやフォルダを開こうとすると、相手がWin2000やXPのコンピュータの場合、ログオン名とパスワードを聞いてくる場合があります。インストール時にパスワードを設定していない場合は「Administrator」と入力するとほとんどログオンできます。


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ルータを使ってADSLを使う場合のアドレス設定


 ADSLモデムとパソコンを直接接続している場合、通常IPアドレスの設定は自動取得で行っているため特に問題がありませんが、ルータを使用した場合にアドレス設定の方法がよくわからないという人が結構いますので、ここで紹介します。


 例えば、ルータのIPアドレスが192.168.0.20だとします。

 TCP/IPのアドレス設定で、デフォルトゲートウェイとDNSサーバの欄にルータのIPアドレスを設定します。


ルータ設定
DNS設定

 そして、ルータの中の設定でモデムのアドレスを入力するところがありますので、その場所にモデムのアドレスを設定します。設定の仕方は各ルーターの説明書に記載してあります。

 これでOKです。

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社外のネットワーク

 社外(建物・場所が違う2箇所以上)をネットワークにすることを(WAN)といいます。 拠点2箇所の場合はモデムを使用してダイヤルアップ接続を行いますが、電話料金がかかり非常にコスト高でした。

 最近ではインターネット網の普及により、NTTのグループアクセス等があります。これはLANのデータを電話回線の代わりにインターネット網を使用してデータをやり取りするしくみです。電話回線とは違い、固定料金で通信できるので中企業等には向いています。しかしその反面インターネット網を使用するため、セキュリティ等が非常に重要となってきます。ファイヤーウォールやウイルス対策をしていないと情報が盗まれるといったこともありますので、注意が必要です。

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無線ネットワーク(ワイヤレスLAN)

 ワイヤレスLANは電波を通じてデータ通信行うことです。普通の有線LANはケーブルを使い中継地にHUBを使わなければなりませんが、ワイヤレスLANはLANの配線が不要で手軽に使えます。

 その反面電波での通信ですので、電波状況や建物の構造によっては全く使えないといったこともあります。


 ワイヤレスLANの基本概念は下図のとおりです。

ワイヤレスLAN1  

 基本は電波を受け取るターミナルとパソコン側につけるカードとなります。

 設定方法が特に難しいわけではありません。電波を受け取るターミナルはルーターと一緒ですので通常のLANと同じ設定方法となります。


 実際の設定方法は次の通りとなります。

有線と無線LAN

有線LANからワイヤレスLANへと出来ます。

 もし、ワイヤレス側のターミナルを2台にしてポイント個所を増やしたい場合は、ワイヤレスLANには通信周波数を替えるチャンネルというのがありますので、それを指定すれば混線がなくスムースにできます。

無線LANグループ

離れた場所でもLANを組むことが出来ます。

無線LAN間

 ここで1つポイントはターミナル間のチャンネル設定を同じくしてターミナル内部の設定でWDS(アクセスポイント間の通信)を有効にし、相手側のIPアドレスを入力します。

 いずれの場合でもPINGの確認は有効ですので、相手側のターミナルやパソコンのアドレスで応答があるか確認してみて下さい。

 ターミナル間の通信有効距離は約300m~400mくらいまでといわれています。(障害物があればもっと短くなります。)

 もし、不安でしたら、ターミナルにアンテナをつけることが出来ます。

アンテナ1 アンテナ2

 左側のアンテナは無指向型で、どこの方角からでも送受信できます。ただし、送受信距離のサポートが短かくなっています。

 右側のアンテナは指向型で送受信方向が決められており、距離もその分長くサポートしております。

 建物間の送受信は方向は固定となりますので、指向型のアンテナの方が良いでしょう。

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高速電力通信【PLC】について

概要

 通常のLANはLANケーブルとHUBを使っての接続、または無線とルーターを使っての電波での接続となっていますが、新たに高速電力通信【PLC】というのが出てきました。

 これは、通常のAC100Vの電源線を通信線として利用します。PLCにはPLCモデムという物が必要になり、このモデムは電力と通信用信号の合体や分離を行なう装置で、親装置と子装置からなります。

 原理的には、電話のアナログ線に高い周波数帯域のデータ信号を合体されてるADSLと似ています。

 PLCの通信手順となる変調方式として以下の物があります。


 直交周波数分割多重方式(OFDM方式)

 伝送効率がよいが、ノイズ等が発生しやすく、速度低下が起こりやすい。また、精密機器や無線機器への悪影響が懸念されています。


 スペクトラム拡散変調方式(SS方式)

 OFDM方式よりもノイズの影響による速度低下が少ない周波数帯域が広いため、他の機器に対する影響も少ない。


 離散的多周波数(DMT方式)

 ADSLなどで使用されている変調方式。


PLCの利点と弱点

 PLCの大きな利点としては、電力線を使用するためLAN配線が不要になり、また無線と違い障害物があるところでも電力線が繋がっていれば、LANを組むことが出来ます。

 しかしその一方、さまざまな問題点があります。

 まずは電力線を使用するため、各電気製品のノイズを受けやすく、速度低下を起こしやすいということです。また雷などの気象条件も影響します。

 特にモーター等から出るノイズ等や携帯電話からのノイズ関しては実際影響が大きいといわれています。

 次に、他の情報機器に対しても何らかの問題が出る可能性があるということです。これはPLCは電力線を使って高周波域の電波を使用して通信しているため、特にアマチュア無線等への影響があると思われます。

今現在は各社のモデムも少しづつ改良されており、影響させることが少なくなったといわれていますが、PLCが普及されて数が多くなったときの影響が不透明なのが現実です。

 次に、情報漏洩の問題です。電力線を使うため、たとえば自分の会社の情報が電力線を伝わり、隣の会社に情報が漏洩されていたということがあるかもしれません。

さらに、通信手順が統一になっていないということです。概要で記載されたように3種類の通信手順があります。この通信手順を元に各メーカーがモデムを販売しているため、違うメーカーのモデムを使ったら繋がらないということがあります。


 実際の運用にあたり、今現在はまだまだ改良の余地がありそうです。これからの通信手順の普及にあたり、安全性・機密性・統一性のこの3つがキーポイントになってくると思います。


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